ロス

先月、NHKの朝ドラ「ひよっこ」が放映終了して、視聴者には「ひよっこロス」が広がっているらしい。


人気ドラマでしたから、終わってしまうと寂しいし、続編があるのならぜひ見たい、と思うのも、当然ではあります。

「五代ロス」、「あまロス」とか、ありましたね。

それはいいんですけれど…


最近、ロスロス、うるさくないですか…?


福山雅治さんが結婚したら、「福山ロス」。

水卜アナが「ヒルナンデス」を卒業したら、「ミトちゃんロス」。。


誰かがいなくなったり、何かが終わったりしたら、なんでもかんでも「~ロス」って(笑)


残念だったり、喪失感いっぱいになるのは人の性ですが、そういうのを、メディアに、ネタにされてるだけとまでは言いませんが、なんか軽くみられてるっていうか。


報道する側にとっては、ラクでしょうけどね…

とりあえず、「世間では、○○ロスが~」とか書いときゃ、少なくともウソではないし。


春に私たちをびっくりさせた、豊田真由子氏の暴言・暴行騒動にしても、被害を受けたとされる秘書の発言や、苦しい思いなどは二の次で、

「あの人がこんなことを言った!」

「あの人はこんなことやってた!」

ていう、半ば面白がって、そっち(ネタ?)ばかり、前面に流れてたような気がします。


なんとなく、メディアが、思考停止というか、短絡的になってきていると感じるのは、私だけ…?


それはともかく、私が最近(最近でもないですが)、「ロス」を感じたのは、あの「彼」がいなくなってしまったときだなぁ…


(Ⓒ尾田栄一郎)